5月第3週(2026/05/18〜2026/05/22)の日本株市場まとめ

5月第3週(2026/05/18〜2026/05/22)の日本株市場まとめ 株式投資

今週のマーケット概況

5月第3週の日経平均株価チャート(週間5分足)

2026年5月第3週(5月18日から5月22日)の日本株市場は、日経平均株価が週終値63,339.07円と週初値61,299.87円から+1,929.78円(+3.14%)上昇し、週間騰落率はプラス圏で着地しました。日経平均の今週まとめとして結論を先に述べると、週前半の調整から後半に急反発する典型的なV字型の週次推移となり、終値ベースで最高値圏まで戻す力強い展開でした。週内の高値は63,432.41円、安値は59,292.25円で、値幅は4,140円超に達しています。

月曜は前週からの売りが続き-593.34円(-0.97%)、火曜も-265.36円(-0.44%)と続落しました。水曜には-746.18円(-1.23%)で週安値圏の59,804.41円まで下落し、出来高は1億8,250万株と週内ピークに到達しています。売りが噴き出した格好で、心理的な6万円割れも視野に入る場面でした。

流れが転換したのは木曜で、+1,879.73円(+3.14%)の大幅高となり61,684.14円を回復しました。金曜はさらに+1,654.93円(+2.68%)上昇し、終値63,339.07円で取引を終えています。木金の2日間だけで3,500円超を取り戻す格好となり、押し目買いの厚さを印象づける形で週末を迎えました。

今週の注目セクター・銘柄

2026年5月22日時点の日経平均株価チャート(日足90日)

週次セクター騰落率では、半導体が平均+8.93%で首位、続いてIT +5.64%、金融 +3.64%、電機 +1.96%、小売 +1.39%と続き、グロース系と金融が主導する上昇地合いとなりました。一方で通信 -0.30%、化学 -1.99%、自動車 -2.87%は週間マイナスで着地し、輸出関連と素材の重い動きが目立っています。半導体・IT指数が牽引役となった構図は明確で、後半の反発をリードしました。

個別の上昇率トップは9984ソフトバンクGで週間+17.62%(終値6,757円)。AI・半導体投資への期待が買い材料となり、IT分類ながら半導体銘柄群と歩調を合わせる動きとなりました。半導体では6981が+15.92%(7,130円)、6762が+12.60%(3,370円)、6526が+12.26%(2,723.50円)と並び、海外半導体指数連動の資金流入が確認される構図でした。金融からは8697が+12.05%(1,980.50円)と存在感を示しています。

下落率トップは金融の8630で-6.95%(5,676円)、続いて化学の4005が-6.06%(585.80円)、自動車では7201が-3.36%(362.40円)、7203が-3.18%(2,987円)、7269が-2.93%(1,789.50円)と並びました。為替が一方向に動かない中で輸出関連は手控えムードが強まった週で、同じ金融セクター内でも個別物色の濃淡が顕著に表れました。

今週の為替・他指数の動向

為替市場では、USD/JPYが週初158.87円から週終159.10円へ+0.23円(+0.14%)と小幅な円安推移にとどまりました。週を通じて158円台後半から159円台前半のレンジで推移し、円安・円高のどちらにも大きく振れる場面はなく、株式市場にとって為替要因はニュートラルに近い1週間となっています。

米国主要指数では、ダウ平均が49,481.04ドルから50,285.66ドル(+804.62 / +1.63%)と堅調に上昇し、節目の5万ドル台を回復しました。S&P 500は7,415.07から7,445.72(+30.65 / +0.41%)と緩やかな上昇、一方でナスダックは26,289.49から26,293.10(+3.61 / +0.01%)でほぼ横ばいとなり、グロースよりバリュー・景気敏感セクターに資金が向かったことが示唆されます。

リスク選好度を測るVIXは19.25から16.79(-2.46 / -12.78%)と大幅低下しました。20割れの定着はリスクオン地合いの目安とされやすく、日経平均が木曜・金曜に急反発した背景には、こうした外部リスク指標の低下が後押しした側面も指摘できます。

今週の仮想トレード実績

2026年5月22日時点の9501 9501株価チャート(日足)

当セクションで紹介するトレード記録は、すべてペーパートレード(仮想取引)の結果です。実際の資金は使用しておらず、システム検証を目的とした自動売買ロジックの記録となります。

5月第3週は営業日5日で取引件数16件(エントリー8件、決済8件)、勝敗は3勝5敗、週次損益は+61,436円で着地しました。勝率は37.5%ながら、1勝の利益額が複数の小幅損失を吸収する形でプラス決算となっています。日次では月曜+60,820円、火曜-100円、水曜-34円、木曜+3,200円、金曜-2,450円という分布で、月曜1日が週全体の損益を実質的に決定づける構図でした。

印象的なトレードの1件目は、5月18日の9501ショートです。596.80円で建てて566.70円で利確TP3に到達し、+66,220円(+5.04%)を243分の保有で確定しました。下落トレンドへの順張りショートが想定どおりTP3まで伸び、ストップロスに引っかからずにフルポジションをワークさせられた点は、戦略どおりの理想的な展開と言えます。

対照的に同日の9984ソフトバンクGショートは、5,619円で建てた2分後にストップロス5,658円で-7,800円(-0.69%)の損失となりました。同じ短期ショートでも、ボラティリティの高い銘柄ではエントリー直後の逆行で即SL到達するリスクが高く、サイジングとSL幅の設計が改めて課題として浮かんでいます。週後半は7974任天堂・3382セブン&アイのSL発動が小幅損失となり、後半失速の流れは今後の改善ポイントとして残りました。

来週の注目イベント

来週の主要決算予定について、提供データに基づく限り、当ブログの監視銘柄では主要な決算発表はありません。決算ラッシュは一巡しており、来週は個別材料よりもマクロ要因と需給に注目が集まりやすい1週間になると見込まれます。

一般的に月末月初は米国の重要指標が集中する時期です。米雇用統計(非農業部門雇用者数、失業率、平均時給)、ISM製造業・サービス業景況指数、JOLTS求人件数などが注目されやすい指標として知られています。国内では鉱工業生産、住宅着工、有効求人倍率、消費者物価指数などのリリースが想定されます。

ただし具体的な発表日程や予想数値については提供データに含まれていないため、来週の経済指標カレンダーなど一次情報の確認が前提となります。マクロ指標と外部要因に左右されやすい週となる可能性があり、ボラティリティ拡大の余地は意識しておきたい局面です。

来週の展開予想

週次トレンドとしては、週間+3.14%の上昇に加えて木曜・金曜の連続急騰で勢いが付いた状態となっています。終値63,339.07円は週高値63,432.41円のすぐ手前であり、まずはこの週高値を上抜けできるかが当面の焦点です。上抜けた場合は心理的節目の64,000円、65,000円が次の通過点として意識されやすい水準となります。

下値については、週安値59,292.25円が直近の支持線として機能するかが鍵となります。木金の急騰によって短期的には買い遅れの押し目買い意欲が残存しているとみられる一方、急騰の反動による調整リスクも併存します。心理的節目の60,000円割れが再度試されるかどうかは、来週序盤の値動きで方向感が確認されると考えられます。

セクター面では、週間で上昇した半導体・IT・金融に資金が継続的に向かうのか、あるいは出遅れていた自動車・化学などへのリバランスが入るのかも観察ポイントです。VIXが20割れで定着するかも、リスク選好度合いを測る目安となります。なお当記事は客観的な観察を目的としており、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。

今週の株価関連ニュースまとめ

今週の株価関連ニュースで最も注目を集めたのは、5月22日金曜日の「東京株終値6万3339円 最高値更新」です。週後半の急騰が結実し、終値ベースで最高値圏に到達したことを伝える報道で、週間騰落率+3.14%という地合いの強さを象徴するヘッドラインとなりました。

個別企業関連では「トヨタ GWの稼働日見直し検討」が報じられました。生産計画見直しの背景には需給調整の動きがあるとみられ、今週の自動車セクター軟調(-2.87%)と整合する内容です。「デニム老舗『Lee』売却先が決定」は消費・アパレル領域の再編動向として参考になります。

マクロ・社会動向としては「シニア起業 地域経済への効果期待」が、人口動態と地方経済への影響を扱った話題として注目を集めました。外食関連では「大手チェーンが町中華に参入 背景」「ラーメン屋でカレー ラーカレとは」が消費トレンドの変化を、「サムスンG辞め来日 企業文化驚き」がグローバル人材の流動性をそれぞれ伝えており、直接の株価インパクトは限定的ながら、中長期テーマとして地合いの背景に位置づけられる話題群となりました。

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