今日のマーケット概況

2026年7月9日の日経平均株価は前日比924円80銭高(+1.38%)の67,743円85銭で取引を終え、67,000円台後半へ水準を切り上げました。寄り付きは67,046円37銭と小高くスタートし、前場のうちに68,000円の節目を突破。一時68,447円89銭まで上値を伸ばしました。安値は寄り直後の67,008円89銭で、その後は終日安値圏に沈む場面がありませんでした。
後場は高値圏で利益確定売りに押され、上げ幅を700円ほど縮めて引けています。牽引役は半導体関連株で、前日の米国市場でダウ平均が-1.09%と下げたにもかかわらず、ナスダックが+0.20%と堅調だった流れを引き継ぎました。ドル円が162円台前半の円安水準を保ったことも輸出関連の下支えとなっています。なお、本日の出来高は集計データを取得できていません。
注目セクター・銘柄の動き

セクター別では半導体が平均+4.14%と突出し、海運の+1.13%が続きました。一方で自動車が平均-2.02%、小売が-1.68%、不動産が-1.64%と、指数の大幅高とは対照的に下げるセクターも目立ち、資金が半導体へ一極集中した一日と言えます。
個別では、アドバンテスト(6857)が+5.86%の29,160円、東京エレクトロン(8035)が+5.51%の71,060円と、値がさの半導体製造装置株が指数を強く押し上げました。村田製作所(6981)も+4.96%の9,475円と、電子部品にまで買いが広がっています。ナスダックの底堅さに加え、AI投資拡大への期待が改めて材料視された格好です。
下落側では、イオン(8267)が-2.78%の1,414.50円、日産自動車(7201)が-2.75%の304.50円、トヨタ自動車(7203)が-2.25%の2,824円。円安の進行が一服したことで自動車に利益確定売りが出たほか、内需の小売から半導体へ資金を移す動きが下げを増幅したとみられます。
為替・他指数の動向
ドル円は162.25円と前日比0.11円の円高(-0.07%)で、ほぼ横ばいの推移でした。162円台の円安水準そのものは維持されており、輸出企業の採算面では引き続き追い風の環境です。
前日8日の米国市場は、ダウ平均が52,348ドルと前日比-577ドル(-1.09%)の大幅安だった一方、ナスダックは25,871と+52ポイント(+0.20%)の小幅高、S&P500は7,483と-21ポイント(-0.28%)の小安い引けでした。景気敏感株が売られハイテクに資金が向かう選別の構図が、そのまま東京市場の半導体高に引き継がれた形です。
VIX指数は16.90と前日比+4.77%上昇しましたが、警戒ラインとされる20はなお下回っています。値がさ半導体株が主導する上昇だったため、日経平均はTOPIXに比べて上振れしやすい一日だったと言えます。
今日の仮想トレード結果
本日のペーパートレード(仮想取引)の結果です。取引19件(1勝18敗)。上位3銘柄を個別に振り返ります。
SOMPO HD(8630)

この日のペーパートレード(仮想取引)で最大の損失となったのがSOMPO HD(8630)のショートです。金融セクターが平均-0.95%と軟調だったこともあり、ORB+VWAPの順張りシグナル(スコア49.0)に従って6,548.10円で売り建てました。しかし日経平均が900円超上昇する地合いの中で下値追いは続かず、110分粘った末に6,612円のストップロスで撤退しました。
エントリー時点で指数の強さは既に見えていました。全体が買い戻される流れの中では金融の弱さも長続きしないという想定を私は持てておらず、指数と逆方向の個別ショートを通常サイズで建てたこと自体が読み違えでした。
横浜ゴム(5101)

横浜ゴム(5101)は押し目待ちシグナルで2回ショートし、いずれも裏目に出ました。1回目は7,459.50円で建てたものの136分間ほぼ動かず、タイムストップで小幅な損失に終わりました。2回目はほぼ同水準の7,436.50円から再び売りましたが、戻り売りは最後まで機能せず、15:20のデイトレ強制決済で1回目より大きな損失を出しています。
1回目がタイムストップで終わった時点で、この銘柄に当日の方向感がないことは分かっていたはずです。それでも同じ根拠・同じ水準で2度目を建てたのは、シグナルの点数(スコア54.1)を実際の値動きより優先した判断ミスだったと私は考えています。
日立製作所(6501)

日立製作所(6501)は寄り付き直後のORB+VWAP順張りシグナルで4,805.90円のロングを建てましたが、わずか5分で4,765円のストップロスに掛かりました。半導体急騰の流れが電機大手にも波及するという読みでしたが、電機セクターの平均騰落率は-0.03%とほぼ横ばいで、実際の買いは半導体の専業銘柄に集中していました。
スコアは43.8と当日のエントリーの中でも低い部類で、寄り直後の値動きの荒さを考えれば、ブレイクの初動に飛び乗る必然性は薄かったはずです。半導体の強さをセクター全体の強さと読み替えた点が敗因でした。
本日のまとめ
| 銘柄 | 方向 | エントリー | 決済 | 株数 | 時刻 | 損益 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 日本郵政(6178) | 買い | 2,381.4円 | 2,352.6円 | 100株 | 09:17→09:24 | -3,164円 🔻 |
| 日立製作所(6501) | 買い | 4,805.9円 | 4,765円 | 100株 | 09:18→09:24 | -4,664円 🔻 |
| ゆうちょ銀行(7182) | 買い | 3,305円 | 3,278円 | 100株 | 09:18→09:41 | -3,095円 🔻 |
| アシックス(7936) | 買い | 4,619.8円 | 4,624円 | 100株 | 09:19→11:22 | -135円 🔻 |
| デンソー(6902) | 売り | 1,921.3円 | 1,936.7円 | 100株 | 09:59→13:47 | -1,771円 🔻 |
| 大和証券G 本社(8601) | 売り | 1,727.5円 | 1,727円 | 100株 | 10:16→12:32 | -157円 🔻 |
| INPEX(1605) | 売り | 3,413円 | 3,409円 | 100株 | 10:19→12:36 | -9円 🔻 |
| 横浜ゴム(5101) | 売り | 7,459.5円 | 7,468円 | 100株 | 10:21→12:37 | -1,746円 🔻 |
| ブリヂストン(5108) | 売り | 3,559.9円 | 3,555.1円 | 100株 | 10:22→12:32 | +53円 🔺 |
| 第一三共(4568) | 売り | 2,687.9円 | 2,714.5円 | 100株 | 10:36→11:07 | -2,984円 🔻 |
| SOMPO HD(8630) | 売り | 6,548.1円 | 6,612円 | 100株 | 10:43→12:33 | -7,180円 🔻 |
| 日本たばこ産業(2914) | 売り | 6,142.3円 | 6,151円 | 100株 | 10:43→13:25 | -1,608円 🔻 |
| 三菱地所(8802) | 売り | 4,142.5円 | 4,176円 | 100株 | 10:44→11:16 | -3,849円 🔻 |
| オリエンタルランド(4661) | 買い | 2,614.1円 | 2,611.5円 | 100株 | 12:31→14:31 | -574円 🔻 |
| 日本製鉄(5401) | 売り | 553.4円 | 552.9円 | 100株 | 12:31→14:31 | -16円 🔻 |
| 丸紅(8002) | 売り | 4,885.1円 | 4,914円 | 100株 | 12:31→15:20 | -3,478円 🔻 |
| 横浜ゴム(5101) | 売り | 7,436.5円 | 7,466円 | 100株 | 13:19→15:20 | -3,844円 🔻 |
| 東京海上ホールディングス(8766) | 買い | 7,841.7円 | 7,823円 | 100株 | 14:12→15:20 | -2,810円 🔻 |
| セブン&アイ・HD(3382) | 買い | 2,036.2円 | 2,027円 | 100株 | 14:14→15:20 | -1,164円 🔻 |
| 合計 19件|1勝18敗 | -42,195円(-1.46%) | |||||
明日の注目イベント
翌営業日となる7月10日に予定されている国内主要企業の決算発表は、提供データの範囲では確認されていません。決算面での個別材料は乏しい一日となりそうです。
一方、7月10日は7月限オプションSQの算出日にあたり、寄り付き前後の需給には注意が必要です。また米国では来週に6月分の消費者物価指数(CPI)の発表が控えており、月末のFOMCに向けた利下げ観測を左右する材料として意識されます。国内は来週以降、四半期決算の発表が徐々に増える時期に入るため、個別物色の材料も増えていく局面です。
明日の展開予想
日経平均は本日の大幅高で67,000円台後半に乗せ、テクニカル面では短期の上昇基調が続いています。ただし高値68,447円から引けにかけて700円ほど押し戻されており、まずは68,000円の心理的節目が上値の目安として意識されます。
下値は本日の安値67,008円が最初の支持水準で、その下は67,000円の大台が下支えの目安です。VIXが+4.77%上昇しており、米国株の変動が大きくなれば東京市場にも波及する点には留意が必要です。
物色面では、半導体への一極集中の反動が出るのか、それとも出遅れたセクターへ資金が循環するのかが分かれ目です。オプションSQを控えた需給要因もあり、寄り付き直後の値動きには振れが出る可能性があります。上値追いの継続には、米ハイテク株の続伸が条件になりそうです。
今日の株価関連ニュースまとめ
信販会社の全東信が破産し、加盟店2万店超で決済代金の未入金が発生している可能性が報じられました。さらに20年前から粉飾決算を続けていた疑いも浮上しています。中小の小売・飲食店の資金繰りに影響が及ぶ恐れがあり、決済関連サービス全体の信頼性という点でも波紋を広げそうです。
オリエンタルランド(4661)が運営する東京ディズニーリゾートでは、客単価の上昇が続く一方で若年層の来園者離れが指摘されています。値上げ主導の収益モデルの持続性が問われる内容で、同社株の中期的な評価材料になり得ます。
このほか、KDDI(9433)の共同創業者の子4人による申告漏れが報じられましたが、企業業績への直接の影響は限定的とみられます。カルビー(2229)はコスト削減のため簡素化していた商品包装について、フルカラー印刷を一部再開すると発表しました。原材料コストの圧力が一巡しつつある兆候として読める動きです。


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