日経平均、終値で初の7万2000円台 半導体株高と円安が牽引 2026-06-22

日経平均、終値で初の7万2000円台 半導体株高と円安が牽引 2026-06-22 株式投資

今日のマーケット概況

2026年6月22日の日経平均株価チャート(5分足) 終値72,354円

2026年6月22日の東京株式市場で、日経平均株価は前日比+1,103.90円(+1.55%)高の72,353.96円で取引を終え、終値ベースで初めて7万2000円の大台に乗せました。始値は71,067.15円とほぼ前日終値水準から始まりましたが、寄り付き直後に安値71,009.52円を付けた後は買いが優勢となり、後場にかけて上値を伸ばす展開となりました。

高値は72,831.73円まで上昇し、節目の7万2000円を明確に突破して引けています。原動力となったのは半導体株の急伸と、1ドル=161円台への円安進行です。前週末の米国市場でナスダックが+1.91%と大きく上昇した流れを引き継ぎ、ハイテク・グロース株に資金が向かいました。金融株も金利の先高観から堅調で、指数全体を押し上げる構図となりました。

注目セクター・銘柄の動き

2026年6月22日の日経平均株価チャート(日足90日) 終値72,354円

セクター別では半導体が平均+3.64%(7銘柄平均)と全業種で突出した上昇率を記録しました。米半導体株高や生成AI関連の旺盛な需要観測が追い風となり、ルネサスエレクトロニクス(6723)は+6.49%の5,041円、東京エレクトロン(8035)も+3.24%の77,800円と、主力どころが軒並み買われました。金融も平均+1.81%と続伸し、長期金利の先高観が銀行・保険の収益改善期待につながっています。

一方、最も売られたのは電力で平均-7.10%でした。東京電力ホールディングス(9501)が-7.10%の477.50円と急落し、セクター全体の足を引っ張りました。陸運も平均-2.66%、小売も-1.89%と内需・ディフェンシブ系が総じて軟調で、リスクオンの地合いの中で資金が内需株からグロース株へ流れた裏返しの動きとなっています。

為替・他指数の動向

為替市場では円安が一段と進み、ドル円は1ドル=161.69円と前日比+0.40円(+0.25%)の円安・ドル高水準で推移しました。161円台の定着は輸出関連企業の採算改善期待につながり、日本株全体の支援材料となっています。

前週末(6月18日)の米国市場は主要3指数がそろって上昇し、ダウは51,565ドル(+0.14%)、S&P500は7,501ポイント(+1.08%)、ナスダックは26,518ポイント(+1.91%)とハイテク中心に値を伸ばしました。投資家の不安心理を示すVIX指数は16.40と前日比-11.06%の大幅低下で、16台前半までリスク警戒感が後退したことが、東京市場でのグロース株買いを後押ししています。TOPIXも幅広い業種の上昇を受けて堅調に推移し、日経平均との連動性を保ちました。

今日の監視銘柄分析と様子見の判断

本日はエントリーシグナルが一つも点灯せず、ペーパートレード(仮想取引)の取引回数は0件(エントリー0・決済0)で終えました。市場全体は大幅高でしたが、監視銘柄の値動きには方向感の濃淡があり、システムの判定スコアが厳格な基準に届かなかったためです。

値上がりが目立ったのは東京エレクトロン(8035)で+3.24%の77,800円。米半導体株高を映して寄り付きから買いが入りましたが、77,000円台後半は過去の戻り高値が集中する上値抵抗帯で、明確な上抜けを確認しきれない位置取りでした。三井住友フィナンシャルグループ(8316)は+2.51%の6,645円、日立製作所(6501)も+2.10%の4,864円と堅調でした。半面、東京電力ホールディングス(9501)は-7.10%の477.50円と急落し、出来高も7,300万株超へ膨らんでいます。

東京エレクトロン(8035)がスコア中立圏(25〜75)にとどまった背景には、終値が日中高値圏に位置しつつも上値抵抗帯を突破しきれず、新規トレンドの発生と確認できなかった点があります。出来高は約310万株と急騰を伴うほどではなく、上昇の勢いに対する裏付けが弱かったことも、ロング条件であるスコア75以上に届かなかった一因です。

明日の注目イベント

翌営業日に予定されている主要企業の決算発表は、提供データ上は確認されていません。国内では月末・期末にかけての配当の権利取りや、機関投資家のリバランス需給が意識される時期に入りつつあります。

海外に目を向けると、米国では月内に発表される個人消費支出(PCE)物価指数など、四半期の節目に向けた経済指標が市場の関心を集める局面です。各国中央銀行の金融政策スタンスを巡る発言にも引き続き注意が必要となります。本日の日経平均は史上初の7万2000円台に乗せたばかりで、翌営業日は大台定着を試す動きとなるか、利益確定売りに押されるかが焦点です。指標の少ない日柄であれば、為替の円安進行度合いと米国株の引け味が、寄り付きの方向を左右する主因となりそうです。

明日の展開予想

本日の急伸で日経平均は5日移動平均線や25日移動平均線を大きく上回り、短期的には上昇トレンドが鮮明となりました。終値72,353.96円は心理的節目の7万2000円を明確に上抜けた水準で、今後はこのラインが下値支持として意識される展開が想定されます。上値については、本日高値の72,831.73円、さらにその先のキリの良い7万3000円が次の抵抗の目安となります。

一方、急ピッチの上昇で短期的な過熱感も否めず、円安の一服や米国株の調整が入れば、利益確定売りから7万2000円割れを試す場面も考えられます。半導体株が牽引する相場展開が続くかどうかが指数全体の方向を左右する鍵となり、為替動向と合わせて、グロース株への資金流入が持続するかに注目が集まります。

今日の株価関連ニュースまとめ

本日の最大のトピックは、日経平均株価が終値で初めて7万2000円を突破したことです。半導体株高と円安を背景にした記録更新で、相場の強さを象徴する一日となりました。企業関連では、伊藤忠商事が米スポーツ衣料ブランド「チャンピオン」の日本事業を取得すると伝わりました。ブランドビジネスの強化は同社の消費関連セグメントの収益貢献が期待され、商社株への関心材料となります。

政策・インフラ面では、空港の税関手続きを2030年までに電子化する方針が報じられ、訪日需要の拡大に対応するデジタル化が進む見通しです。生活関連では、年金支給額が増額されても物価高で生活が苦しいとの受給者の声が伝えられ、内需や個人消費の実態を映す話題として注目されました。また、新幹線の検測車両ドクターイエローが来年1月で完全引退することも報じられ、鉄道ファンに惜しまれる話題となっています。

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