日経平均2565円安、7万円割れで半導体株総崩れ 2026-06-23

日経平均2565円安、7万円割れで半導体株総崩れ 2026-06-23 株式投資

今日のマーケット概況

2026年6月23日の日経平均株価チャート(5分足) 終値69,788円

2026年6月23日の東京株式市場で、日経平均株価は前日比2,565.58円安の69,788.38円と急落し、心理的な節目だった7万円を明確に割り込んで取引を終えました。下落率は3.55%に達し、終値はこの日の安値69,788.38円とぴったり一致しています。つまり大引けにかけて売りが一段と強まり、戻りらしい戻りのないまま最も安い水準で1日を終えた格好です。

始値は72,404.37円と前日終値近辺で寄り付き、高値も72,618.44円どまりでした。前場のうちは下げ渋る場面もありましたが、後場に入ると下げ幅が拡大。終盤にかけて先物主導の売りが断続的に出て、安値引けとなりました。前日の米ナスダックが1.32%安と軟調だったことに加え、値がさの半導体関連株が軒並み崩れたことが指数を押し下げた主因です。USD/JPYは161円台半ばで前日からほぼ横ばいにとどまり、為替面からの下支えは限定的でした。

注目セクター・銘柄の動き

2026年6月23日の日経平均株価チャート(日足90日) 終値69,788円

セクター別では、値下がりが市場全体を覆う中でも半導体の崩れが際立ち、代表銘柄平均で5.01%安と最大の下落率となりました。次いで機械が4.27%安、不動産が3.21%安と、景気敏感かつ金利に敏感な業種が大きく売られています。一方で逆行高となったのは海運で、代表銘柄平均0.99%高。陸運0.81%高、医薬品0.72%高といったディフェンシブ・内需色の強い業種に資金が逃避した構図が読み取れます。

個別では日本郵船(9101)が5,272円と1.33%上昇し、全体安の中で監視銘柄の上昇率トップに立ちました。運賃市況の底堅さと配当妙味が、リスク回避局面での受け皿になったとみられます。対照的に半導体製造装置の東京エレクトロン(8035)は72,960円と6.22%安、前日比4,840円もの下げとなり、ハイテク売りの象徴的な動きとなりました。野村総合研究所(4307)は4,304円と1.13%高で、内需ITとして相対的に底堅さを保っています。

為替・他指数の動向

為替市場ではUSD/JPYが161.55円と、前日比0.12円(0.07%)のごくわずかな円安にとどまりました。方向感に乏しく、輸出株を積極的に買い直す材料にはなりにくい水準です。

前日の米国市場はまちまちでした。ダウ平均は51,713ドルと148ドル(0.29%)高で底堅さを見せた一方、ナスダック総合は26,167ポイントと351ポイント(1.32%)安、S&P500も7,473ポイントと28ポイント(0.37%)安と、ハイテク中心に値を消す展開でした。恐怖指数とされるVIXは17.28と前日比0.88ポイント(5.37%)上昇し、投資家の警戒感がじわりと高まったことを示しています。米ハイテク安とVIX上昇の組み合わせが、この日の東京市場で半導体株売りを誘発した格好で、日経平均とナスダックの連動性の高さが改めて浮き彫りになりました。

今日の監視銘柄分析と様子見の判断

本日はエントリーシグナルが一つも発生せず、ペーパートレード(仮想取引)の取引回数は0件、新規・決済ともにありませんでした。指数が3.55%安と急落する全面安の地合いでは、ロング・ショートいずれもスコアが基準を満たさなかった形です。

最も目立ったのはソフトバンクグループ(9984)で、6,513円と10.09%もの急落、前日比731円安となりました。傘下の宇宙関連企業をめぐる時価総額の大幅な目減りが伝わり、保有資産の評価懸念から見切り売りが膨らんだとみられます。出来高も5,282万株と監視銘柄中で突出して膨らみ、売り圧力の強さがうかがえました。東京エレクトロン(8035)の6.22%安は、米フィラデルフィア半導体指数の動向を映した連れ安です。三菱重工業(7011)は3,742円と4.27%安。防衛・電力関連として人気化していた反動に、機械セクター全体の売りが重なりました。

このうち東京エレクトロン(8035)は、急落そのものは大きいものの、スコアは中立圏に留まりショートの基準(スコア25以下)を満たしませんでした。直近で高値圏のもみ合いが続いた後の下落であり、下降トレンドが定着したと判断できるだけの連続性や出来高の偏りが乏しく、節目割れも初動段階にとどまったためです。一方的な方向感が確認できない位置取りが、エントリー見送りにつながりました。

明日の注目イベント

翌営業日に予定されている主要企業の決算発表は、提供データの範囲では確認できませんでした。決算プレミアムを狙ったイベントドリブンの取引は、当面は手掛けづらい日柄が続きます。

国内では引き続き、米国の金融政策をめぐる材料がカレンダーの中心となります。FOMCや米雇用統計、消費者物価指数(CPI)といった重要指標の発表時期に入ると、為替と米金利を通じて日本株のボラティリティが高まりやすくなります。短期的には、7万円割れ後の値固めができるかどうか、寄り付きの水準と為替の振れ幅が当面の手掛かりとなります。

明日の展開予想

テクニカル面では、日経平均が安値引けで7万円を割り込んだことで、目先は短期移動平均線を下回る弱い形状となりました。終値が当日安値と一致する大陰線は、戻り売り圧力が残りやすいサインと受け止められます。

下値メドとしては、割り込んだばかりの7万円が今度は上値抵抗として意識されやすく、自律反発があってもこの水準を回復できるかが焦点となります。下方向では6万9000円台前半から6万8000円台の心理的節目が、いったんの支持帯として注目されます。米ハイテク株とVIXの動向、そしてUSD/JPYが161円台を維持できるかが、続落か下げ止まりかを左右する変数となりそうです。半導体株の売りが一巡するかどうかに、市場の関心が集まります。

今日の株価関連ニュースまとめ

この日の最大のトピックは、東証で日経平均が2,565円安と急落し、終値で7万円の大台を割り込んだことです。半導体やハイテクを中心とした全面安が、指数を一気に押し下げました。海外発の材料としては、スペースXの時価総額が6千億ドル規模で消失したと報じられ、宇宙・ハイテク関連の投資家心理を冷やしました。ソフトバンクグループ(9984)の急落とも無関係ではなく、リスク資産全般への警戒につながっています。

個別企業では、日産自動車の株主総会で永井取締役の選任案が否決され、ガバナンスをめぐる不透明感が意識されました。インフラ面ではリニア中央新幹線の着工について静岡県知事が容認の方向で調整に入ったと伝わり、建設・鉄道関連には中長期の前向き材料となります。このほか、BS4K放送から民放が一斉に撤退し産業構造の転換が進むとの報道もあり、メディア業界の地殻変動が話題となりました。

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