日経平均は7万円台タッチ後に小幅反落、半導体安を機械・化学株が吸収 2026-07-06

日経平均 アイキャッチ 2026-07-06 株式投資

今日のマーケット概況

2026年7月6日の日経平均株価チャート(5分足) 終値69,738円

2026年7月6日の日経平均株価は前日比6.38円安の69,737.69円と、ほぼ横ばいの小幅反落で取引を終えました。始値は69,973.34円で、前場には70,384.59円まで上値を伸ばして7万円の大台を回復する場面がありましたが、その後は半導体関連株の売りに押されて68,904.41円まで急落。日中値幅は1,400円を超える荒い展開となりました。

終盤にかけては出遅れセクターへの資金シフトを支えに持ち直し、引けではほぼ前日比変わらずの水準まで戻しています。ドル円が162円台まで円安に振れたことが輸出関連の下支えとなった一方、長期金利が一時2.83%まで上昇したことが上値を抑える要因になりました。なお、出来高の集計値は本稿執筆時点で取得できていません。

注目セクター・銘柄の動き

2026年7月6日の日経平均株価チャート(日足90日) 終値69,738円

セクター別では機械が平均+8.39%と突出し、防衛・造船関連として物色が続く三菱重工業(7011)が+8.39%高の4,110円まで買われました。化学も平均+3.37%と堅調で、信越化学工業(4063)が+6.57%高の7,415円と大幅高。海運(+3.32%)や小売(+3.06%)にも買いが広がり、値がさハイテクから出遅れセクターへの資金シフトが鮮明でした。

一方で半導体は平均-3.49%と全セクター中最大の下げです。村田製作所(6981)が-7.49%の10,250円、ソシオネクスト(6526)が-6.05%の2,700円、TDK(6762)が-5.35%の3,501円と軒並み急落し、ソフトバンクグループ(9984)も-3.08%の5,979円と売られました。前週2日のナスダック下落の流れを引き継ぎ、これまで指数を牽引してきた半導体・ハイテクに利益確定売りが集中した格好です。同じ電機セクターでも日立製作所(6501)は+4.12%、NEC(6701)は+4.29%と上昇しており、ハイテク内でも選別色の強い一日でした。

為替・他指数の動向

為替市場ではドル円が162.30円と、前日比0.85円(+0.52%)の円安・ドル高が進みました。長期金利が2.83%まで上昇するなかでも円売りが続いており、自動車など輸出関連株の下支え要因となっています。

米国市場は独立記念日の連休前となる2日時点で、ダウ平均が前日比+595ドル(+1.14%)の52,900ドルと大幅高だった一方、ナスダックは-207ポイント(-0.80%)の25,833と下落、S&P500は7,483とほぼ変わらずでした。米国でもバリュー株高・ハイテク安の構図が先行しており、本日の東京市場のセクター物色はこれをなぞった形です。VIX指数は16.32(+1.05%)と落ち着いた水準にとどまり、指数全体のリスク回避というよりハイテク内の資金移動が主因だったことを示しています。なお、TOPIXの終値データは本稿では取得できていません。

今日の仮想トレード結果

本日のペーパートレード(仮想取引)の結果です。取引20件(8勝12敗)。上位3銘柄を個別に振り返ります。

三井E&S(7003)

2026年7月6日の三井E&S(7003)株価チャート(日足)
買い4,656.8円 → 4,908.1円09:30 → 10:40100株+24,556円(+5.27%) 🔺

ペーパートレード(仮想取引)での本日最大の勝ちトレードです。寄り付き後の上昇からの押し目を待ってロングで入り、70分の保有で利確目標のTP3(4,889.6円)に到達して+5.27%を確保しました。三菱重工業(7011)の+8.39%を筆頭に機械セクター全体へ強い資金流入があり、押し目さえ拾えれば戻る地合いだったことがそのまま結果につながりました。セクターの追い風までは読めていたものの、TP3まで一気に走る強さは想定以上で、私のシナリオより相場の勢いが勝った一日です。

京セラ(6971)

2026年7月6日の京セラ(6971)株価チャート(日足)
買い3,971.4円 → 3,926.6円09:16 → 09:22100株-4,954円(-1.25%) 🔻
売り3,829.7円 → 3,857円10:51 → 15:20100株-3,191円(-0.83%) 🔻

この銘柄では朝のロングと日中のショートの両方で損失を出し、往復で取られました。寄り直後にORB+VWAPの上抜けシグナルで買ったもののわずか6分でストップロスにかかり-1.25%、その後は下方向と判断してショートに切り替えましたが、今度は引けにかけて株価が戻り、15:20の強制決済で-0.83%となりました。日経平均自体が70,384円から68,904円まで振れて戻る荒い値動きのなかで、私は個別の方向を二度とも逆に読んでおり、方向感のない日に順張りシグナルを信じすぎたのが敗因です。

丸紅(8002)

2026年7月6日の丸紅(8002)株価チャート(日足)
買い5,075円 → 5,034円09:37 → 09:57100株-4,707円(-0.93%) 🔻

ORB+VWAPの順張りシグナルでロングしましたが、エントリーからわずか20分でストップロスに達し-0.93%で終わりました。卸売セクターの上昇が平均+0.69%と他セクターに比べて弱く、寄り付きのレンジ上抜けに商社株の買いが続かなかったのが実態です。振り返ると上抜けの値幅が浅い段階での飛び乗りで、私はセクターに入る資金の細さを確認しないまま高値圏を掴んだことになります。

本日のまとめ

銘柄方向エントリー決済株数時刻損益
京セラ(6971)買い3,971.4円3,926.6円100株09:16→09:22-4,954円 🔻
セブン&アイ・HD(3382)買い2,058.7円2,041円100株09:19→10:01-2,016円 🔻
本田技研工業(7267)買い1,594.5円1,598.5円100株09:23→15:20+208円 🔺
トヨタ自動車(7203)買い2,877.2円2,882.8円100株09:30→10:03+214円 🔺
三井E&S(7003)買い4,656.8円4,908.1円100株09:30→10:40+24,556円 🔺
INPEX(1605)買い3,304円3,300円100株09:33→15:20-796円 🔻
JFEホールディングス(5411)買い1,655円1,648.5円100株09:37→15:20-848円 🔻
武田薬品工業(4502)買い5,470.3円5,508円100株09:37→15:20+3,111円 🔺
丸紅(8002)買い5,075円5,034円100株09:37→09:57-4,707円 🔻
ニデック(6594)売り2,691.4円2,721円100株09:39→09:49-3,285円 🔻
三井不動産(8801)買い1,562.9円1,550円100株09:39→12:50-1,477円 🔻
住友不動産(8830)買い3,898.3円3,864.7円100株09:49→10:51-3,826円 🔻
アシックス(7936)買い4,700.8円4,709円100株10:19→14:13+255円 🔺
トヨタ自動車(7203)買い2,903.7円2,910円100株10:23→15:20+281円 🔺
第一三共(4568)売り2,693.4円2,727.5円100株10:25→11:22-3,735円 🔻
セブン&アイ・HD(3382)買い2,062.2円2,082.5円100株10:40→15:20+1,781円 🔺
京セラ(6971)売り3,829.7円3,857円100株10:51→15:20-3,191円 🔻
日本郵政(6178)買い2,303.9円2,323円100株11:29→15:20+1,632円 🔺
りそなホールディングス(8308)買い2,271.4円2,269円100株13:07→15:20-512円 🔻
三井住友トラストグループ(8309)買い6,517.9円6,524円100株14:26→15:20-173円 🔻
合計 20件|8勝12敗+2,518円(+0.08%)

明日の注目イベント

翌営業日7月7日の主要企業の決算発表は、提供データの範囲では予定がありません。ただし今週は安川電機(6506)や、イオン(8267)をはじめとする小売大手の決算発表が控えており、製造業と個人消費の両面から企業業績を確認する週になります。

需給面では今週、国内の国債入札が予定されています。長期金利が一時2.83%まで上昇している局面だけに、入札結果とそれを受けた金利の反応が株式市場にも波及する可能性があります。米国では7月中旬のCPI(消費者物価指数)、月末のFOMCと金融政策関連のイベントが続くため、その前哨戦として米金利とドル円162円台の持続性が焦点になります。

明日の展開予想

テクニカル面では、7万円の大台が明確な上値抵抗として機能した一日でした。ザラ場高値70,384円まで買われた後に1,400円超も売られた値動きは大台での利益確定圧力の強さを示しており、明日もまず70,000円ラインの攻防が焦点になります。下値では本日の安値68,904円と、心理的節目の69,000円が支持ラインとして意識されやすい水準です。

物色面では、半導体(平均-3.49%)から機械・化学・海運への資金シフトが続くかどうかが手掛かりです。ドル円162円台の円安は輸出株の追い風である一方、長期金利2.83%への上昇は高PER株の重しとなるため、金利と為替のバランス次第で指数の方向が決まる展開が想定されます。連休明けの米国市場の再開も、東京市場の重要な材料になります。

今日の株価関連ニュースまとめ

ダイヤモンド・ザイの市場見通しでは、日経平均は小幅反落ながら終盤にかけて持ち直し、出遅れ銘柄への資金シフトが続いていると指摘されました。今週は国債入札に加えてイオン(8267)など小売大手や安川電機(6506)の決算が予定されており、個別では買収と生産増強を発表した東和薬品(4553)、成田と羽田を結ぶ特急構想が伝わった京成電鉄(9009)が取り上げられています。

債券市場では長期金利の上昇が続き、一時2.83%を付けました。金利上昇は銀行株には追い風となる半面、株式全体のバリュエーションには逆風で、本日の値がさハイテク株の売りにつながった可能性があります。信用関連では全東信が破産し負債は約1,259億円と報じられたほか、金融庁がウリ信用組合の元役員らを告発する方針と伝わっており、金融機関を巡るニュースには引き続き注意が必要です。

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