今日のマーケット概況

2026年8月4日の東京株式市場で、日経平均株価は前日比404.49円安の63,957.53円と反落して取引を終えました。始値は63,995.28円と前日終値近辺で寄り付いたものの、前場に一時62,864.43円まで下押しする場面があり、下値では押し目買いも入って高値64,240.50円まで切り返すなど、上下1,300円を超える荒い値動きの一日となりました。
下落の主因は、前日までの上昇局面で積み上がった持ち高に対する利益確定売りです。三菱UFJフィナンシャル・グループ(8306)をはじめとする金融株や、住友化学(4005)など素材株の下げが指数を押し下げました。為替が円安方向にありながらも、外部環境の不透明感から積極的に上値を買い進む地合いにはならず、64,000円台をめぐる攻防の末に小幅安圏での着地となっています。後場は方向感に乏しく、狭いレンジでの推移が続きました。
注目セクター・銘柄の動き

セクター別では、機械が平均+7.69%と突出して買われ、海運が+2.02%、半導体が+0.87%とプラスを維持しました。半面、食品が-2.49%、医薬品が-2.26%、小売が-1.78%と内需・ディフェンシブ系が総じて軟調で、市場全体では売り優勢の物色でした。金融も-0.81%と、指数の重しとなった業種の一つです。
個別の監視銘柄では、三菱重工業(7011)が+7.69%の4,091円と上昇率トップに立ち、防衛・機械関連への資金流入が目立ちました。ローム(6963)も+4.55%の4,525円、商船三井(9104)が+4.43%の6,058円と、循環物色の中で見直し買いが入っています。一方で住友化学(4005)は-5.93%の482.20円と大きく下げ、監視銘柄の下落率トップとなりました。ソフトバンクグループ(9984)も-3.06%の5,228円、NEC(6701)が-2.85%の4,598円と、値がさのハイテク・電機株に利益確定売りが集まった格好です。
為替・他指数の動向
外国為替市場では、USD/JPYが157.74円と前日比+0.16円(+0.10%)の小幅な円安ドル高で推移しました。前日までに報じられた大規模な為替介入観測を受けても方向感は限定的で、157円台後半での膠着が続いています。円安は輸出関連企業には追い風となる一方、今回の相場では株価全体を押し上げる材料にはなりませんでした。
投資家の不安心理を映すVIX指数は15.99(7月31日時点、前回比-1.10・-6.44%)と低水準にあり、米国市場の警戒感は総じて後退しています。一方で日経平均が反落したことは、海外要因よりも国内の需給調整が主導した下げであることを示唆しています。米国の主要株価指数については本稿で個別の数値には触れませんが、低いVIXが示す落ち着いた地合いと、東京市場の利益確定売りが交錯した一日でした。
今日の仮想トレード結果
本日のペーパートレード(仮想取引)の結果です。取引6件(3勝3敗)。上位3銘柄を個別に振り返ります。
本セクションは実弾を用いないペーパートレード(仮想取引)の記録です。当日は全銘柄で、上昇後の剥落を狙うFADE系のショート戦略を執行しました。以下、深掘りする3銘柄を振り返ります。
HOYA(7741)


基準比+1.35%まで上振れした局面で、FADE_W1の剥落ショートとして25,600円で新規売りを入れました。値がさ株が寄り付き直後に買われすぎたと判断したエントリーで、その後は狙いどおりに水準が切り下がり、10:30のW1時間決済ルールで25,115円まで引き付けて利確できました。私の想定では朝方の過熱が剥がれる典型パターンで、入った時点で下押しの初動は見えていたと考えています。時間で機械的に手仕舞う設計が、戻り待ちの欲を抑えて利益を確定させた一件でした。
京セラ(6971)


同じくFADE_W1で、基準比+0.76%と過熱が浅い段階で3,602.80円からショートに入りましたが、これは私の入り急ぎでした。上振れ幅が小さいということは剥落する下落余地も乏しいということで、逆に切り返されて15分でストップロス(3,633円)に到達し、3,633円で損切りとなりました。エントリー時点で基準比の伸びが他銘柄より小さい違和感はあり、そこで見送る判断ができていれば避けられた負けです。過熱の度合いをショートの入る閾値としてもう一段厳しく見るべきでした。
富士電機(6504)


FADE_W2の剥落ショートとして、基準比+1.01%の13,950円で売りを入れました。上振れ幅は十分に見えたものの、後場に入っても勢いが衰えず、42分でストップロス(14,061.60円ライン)に触れ、14,073.40円で損切りしています。今日の機械・電機関連は循環物色の資金が継続して入っており、剥落を前提としたショートが機能しにくい地合いでした。個別の過熱だけを見てセクター全体の資金の向きを軽視した点が、この取引での読み違いです。
本日のまとめ
| 銘柄 | 方向 | エントリー | 決済 | 株数 | 時刻 | 損益 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| HOYA(7741) | 売り | 25,600円 | 25,115円 | 100株 | 09:16→10:30 | +45,457円 🔺 |
| 京セラ(6971) | 売り | 3,602.8円 | 3,633円 | 500株 | 09:16→09:31 | -17,271円 🔻 |
| 日立製作所(6501) | 売り | 5,356.8円 | 5,328円 | 300株 | 09:16→10:30 | +6,717円 🔺 |
| 住友ファーマ(4506) | 売り | 1,236.8円 | 1,243.5円 | 1,600株 | 12:36→13:30 | -13,101円 🔻 |
| 富士電機(6504) | 売り | 13,950円 | 14,073.4円 | 100株 | 12:36→13:18 | -14,021円 🔻 |
| 積水化学工業(4204) | 売り | 2,637円 | 2,625円 | 700株 | 12:36→13:30 | +6,190円 🔺 |
| 合計 6件|3勝3敗 | +13,971円(+0.53%) | |||||
今日の話題銘柄
市場全体で最も注目を集めたのは、東証で最大級の売買代金となったアドバンテスト(6857)です。終値は30,957円と前日比430円安(-1.37%)で、売買代金は約2,877億円に達しました。株探の材料欄では、みんかぶの個人投資家予想で「売り予想数上昇」の4位に同社が挙げられたと伝えられており、値がさ半導体株に対する短期的な利益確定の動きが個人心理にも表れた一日だったといえます。
値上がりでは、トーメンデバイス(2737)がストップ高となり、前日比+19.12%と急騰しました。株探では「前日に動いた銘柄」として同社が取り上げられており、直近の値動きの勢いを引き継いで買いが集中した形です。いずれも投資を勧める趣旨ではなく、その日の資金がどこに向かったかという事実の整理として記録しておきます。
明日の注目イベント
まず経済指標では、本日の夜21:30に米国の6月分PCEデフレーターの発表が控えています。米連邦準備制度理事会が重視する物価指標であり、結果次第では為替を通じて明日の東京市場に影響が及ぶ可能性があります。さらに8月7日(金)21:30には最重要イベントの米雇用統計(7月分)が予定されており、週後半にかけて上値の重い展開を意識させる材料です。
決算面では、明日は花王(4452)、メルカリ(4385)、明治ホールディングス(2269)、カカクコム(2371)、鹿島(1812)など、計75社が発表を予定しています。主力企業の四半期決算が集中するため、個別銘柄の値動きが指数全体を揺らす一日となる公算です。
明日の展開予想

テクニカル面では、本日の日経平均が64,000円の節目を割り込んで着地した点が意識されます。前場には62,864.43円まで下押しした一方、高値64,240.50円まで切り返す底堅さも見せており、63,000円台前半が当面の下値支持、64,000円台回復が上値抵抗の目安となります。荒い値幅を伴った調整の後だけに、明日は方向感を探る展開が想定されます。
需給面では、利益確定売りが一巡したかどうかが焦点です。本日夜の米PCE、そして週末の米雇用統計を前に、積極的にポジションを傾けにくい地合いが続く可能性があります。円安基調が維持されれば輸出関連が下支え役となる一方、金融・素材株の戻りの鈍さが続けば、64,000円回復には時間を要する動きに注目が集まります。いずれも投資判断を促すものではなく、あくまで一般的な相場の見方です。
今日の株価関連ニュースまとめ
相場に最も関わりが深かったのは、7月30〜31日の為替介入が計11兆円超に上ったとの報道です。大規模な円買い介入があったとされる一方で、本日のUSD/JPYは157円台後半で推移しており、介入効果の持続性に対する市場の見方が今後の焦点となります。
企業関連では、アパレル大手オンワードで3人が死亡した被災の経緯が報じられました。個別企業のリスク管理姿勢が改めて問われる内容です。航空分野ではANA機と国の飛行検査機が異常接近したと伝えられ、安全運航への関心が高まっています。
そのほか、タクシー会社で成績上位を外国人ドライバーが占めるという人手不足下の労働市場の変化や、埼玉・久喜市が「財政再建」を宣言する地方財政の話題も取り上げられました。いずれも直接の株価材料ではありませんが、内需や労働環境をめぐる構造変化を映すニュースとして押さえておきたい内容です。
免責事項
本記事は情報提供を目的としたものであり、特定銘柄の売買を推奨・勧誘するものではありません。掲載している株価・指標等のデータは記事作成時点のものであり、その正確性・完全性を保証するものではありません。投資の最終判断はご自身の責任でお願いいたします。詳しくは免責事項をご覧ください。
出典: 株価・指標データは Yahoo!ファイナンス、J-Quants API、日本取引所グループ公表資料等を基に作成しています。記事中の「仮想トレード」は実際の資金を用いないペーパートレード(検証記録)です。


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