日経平均64362円へ暴騰、円急騰と半導体株買い戻しが主導 2026-07-31

日経平均64362円へ暴騰、円急騰と半導体株買い戻しが主導 2026-07-31 株式投資

今日のマーケット概況

2026年7月31日の日経平均株価チャート(5分足) 終値64,362円

2026年7月31日の日経平均株価は前日比+2,494.59円(+4.03%)高の64,362.02円で取引を終え、歴史的な急騰劇となりました。今週最後の取引日となったこの日、始値は61,957.10円とほぼ前日終値近辺で寄り付いたものの、寄り付き直後に安値61,948.23円をつけた後は一貫した買いが継続。前場から後場にかけて上げ幅を拡大し、高値は65,364.73円まで駆け上がりました。終値ベースでは高値から約1,000円押し戻される場面もありましたが、それでも4%を超える大幅高で着地しています。

相場を突き動かした最大の要因は為替でした。政府・日銀による為替介入が伝わり、USD/JPYは160円台前半へと円が急騰。過度な円安への警戒が後退したことに加え、前日の米国市場でナスダックが+2.78%と大きく上昇し半導体関連への買い戻しが波及したことが、東京市場でのリスク選好を一気に強めました。日銀が政策金利を1.0%程度に据え置いたことも、当面の金融環境が急変しないとの安心感につながっています。

注目セクター・銘柄の動き

2026年7月31日の売買代金上位銘柄ヒートマップ(前日比)

セクター別では半導体が平均+9.31%(7銘柄平均)と全体を牽引しました。前日の米フィラデルフィア半導体株指数の大幅高を受けた買い戻しが集中し、指数上昇の原動力となっています。次いで食品が+7.05%、化学が+2.02%、金融が+1.72%とプラス圏で堅調でした。一方で自動車は平均-3.25%、通信は-4.04%、不動産は-4.61%と、円高進行が逆風となる輸出関連や、金利上昇局面で敬遠されやすいディフェンシブ・内需の一角が売られる二極化した地合いとなりました。

個別では監視銘柄の上昇率トップにアドバンテスト(6857)が+16.34%の32,500円まで急伸し、キオクシア(6600)を含む半導体関連の物色を象徴する動きとなりました。ソフトバンクグループ(9984)も+13.80%の5,260円と資金を集めています。反対に下落率では、決算や業績観測が嫌気されたとみられる4307が-15.96%の4,686円と急落し、任天堂(7974)も円高を受けて-5.72%の7,679円と軟調でした。指数が急騰する裏で、明確に売られた銘柄が併存した点が特徴です。

為替・他指数の動向

為替市場では、USD/JPYが160.41円と前日比-2.89円(-1.77%)の大幅な円高となりました。政府・日銀の為替介入が報じられ、財務官が米当局からの支援に言及したこともあって、投機的な円売りポジションの巻き戻しが一気に進んだ格好です。この円高は本来は輸出企業の重荷ですが、この日は行き過ぎた円安の是正が市場心理を落ち着かせる方向に働きました。

米国市場は前日(7月30日)に主要3指数がそろって上昇しました。ダウ平均は52,208ドル(+1.19%)、ナスダック総合は25,122(+2.78%)、S&P500は7,438(+1.66%)で、特にナスダックの上昇が半導体を中心としたハイテク買いの流れを東京市場へ引き継がせました。恐怖指数とされるVIXは17.09と前日比-17.28%の急低下となり、投資家のリスク許容度が大きく回復したことを示しています。日経平均の急伸はこうした外部環境の好転と円高の合わせ技によるもので、指数の相関がはっきりと表れた一日でした。

今日の仮想トレード結果

本日のペーパートレード(仮想取引)の結果です。取引6件(2勝4敗)。上位3銘柄を個別に振り返ります。

本日のペーパートレード(仮想取引)は、指数が4%超も急騰する強烈な地合いのなかで、上昇を「行き過ぎ」とみて逆張りのショートを仕掛ける戦略が全体として裏目に出た一日でした。以下、主な3銘柄を振り返ります。

野村ホールディングス(8604)

2026年7月31日の野村ホールディングス(8604)仮想トレード(分足・売買ポイント)
▲=買い ▼=売り ◆=決済(実際の売買ポイント)
2026年7月31日の野村ホールディングス(8604)株価チャート(日足)
売り1,490.6円 → 1,506.4円09:15 → 09:311,300株-22,878円(-1.18%) 🔻

基準比+1.53%の上昇を「剥落局面」と捉えるFADE_W1シグナルに従い、1,490.60円でショートを建てました。金融セクターが平均+1.72%と地合い全体が買われるなかでの逆張りで、上昇の勢いを読み違えたのが実態です。結局1,506.40円でストップロスに掛かり、保有16分で-22,878円の損失。円高が金融株に必ずしもマイナスに働かず、リスクオンの資金が幅広く流入していた点を軽視した形で、この日の売り仕掛けは初動から分が悪かったと言わざるを得ません。

日本たばこ産業(2914)

2026年7月31日の日本たばこ産業(2914)仮想トレード(分足・売買ポイント)
▲=買い ▼=売り ◆=決済(実際の売買ポイント)
2026年7月31日の日本たばこ産業(2914)株価チャート(日足)
売り7,148.7円 → 7,209円09:15 → 10:06200株-13,783円(-0.96%) 🔻
売り7,065.8円 → 7,091円12:36 → 13:30200株-6,739円(-0.48%) 🔻

基準比+7.17%と大きく上放れした局面でのFADE_W1ショートを7,148.70円で建て、7,209円のストップロスで-13,783円となりました。エントリー時点で株探には「JTは急反発し新高値、通期業績・配当予想を引き上げ」との材料が出ており、上方修正を伴う実需の買いが背景にあったことになります。単なる需給の剥落ではなくファンダメンタルズに裏打ちされた上昇であり、材料を確認していれば逆張りは見送るべき場面でした。同銘柄では後場にFADE_W2でも建てましたが、こちらも-6,739円と伸びず、終日にわたって売り向かう相手ではありませんでした。

中部電力(9502)

2026年7月31日の中部電力(9502)仮想トレード(分足・売買ポイント)
▲=買い ▼=売り ◆=決済(実際の売買ポイント)
2026年7月31日の中部電力(9502)株価チャート(日足)
売り2,753.3円 → 2,775.5円09:15 → 09:33700株-17,862円(-0.93%) 🔻

基準比+2.29%の上昇に対しFADE_W1で2,753.30円のショートを入れ、わずか18分後に2,775.50円でストップロス発動、-17,862円の損失です。電力セクターは平均-0.76%と地合い全体では冴えなかったものの、この銘柄自体は逆行高しており、セクターの弱さと個別の強さのねじれを見誤りました。ストップ幅がタイトだったこともあり、上昇のノイズを吸収しきれずに早々に刈られた点は、急騰相場での逆張りエントリーの難しさをそのまま示しています。

本日のまとめ

銘柄方向エントリー決済株数時刻損益
野村ホールディングス(8604)売り1,490.6円1,506.4円1,300株09:15→09:31-22,878円 🔻
中部電力(9502)売り2,753.3円2,775.5円700株09:15→09:33-17,862円 🔻
日本たばこ産業(2914)売り7,148.7円7,209円200株09:15→10:06-13,783円 🔻
日立建機(6305)売り5,427円5,363.2円300株12:36→13:30+17,198円 🔺
小松製作所(6301)売り6,950円6,910.1円200株12:36→13:30+6,317円 🔺
日本たばこ産業(2914)売り7,065.8円7,091円200株12:36→13:30-6,739円 🔻
合計 6件|2勝4敗-37,747円(-1.44%)

今日の話題銘柄

市場全体で最も物色されたのは東京エレクトロン(8035)で、終値は4,427円(+260円・+6.24%)、売買代金は約7,603億円と東証で最も資金を集めました。前日の米半導体株高を受けた買い戻しが半導体製造装置の中核銘柄に波及した流れで、この日の相場を象徴する動きとなっています。

ストップ高となったのはアドバンテスト(6857)で、終値4,023円(+565円・+16.34%)、売買代金は約5,632億円に達しました。キオクシアがストップ高買い気配となり、米SOX指数の8%高を背景にAI・半導体関連の買い戻しが加速したとの見出しが出ており、セクター全体を巻き込んだ強い需給が確認できます。フジクラ(5803)も終値4,172円(+452円・+12.15%)、売買代金約2,995億円と大商いでしたが、こちらは明確な個別材料は伝わっておらず、半導体・電線関連への地合い連動の買いが中心だったとみられます。

来週の注目イベント

週明け8月3日(月)には決算発表が集中します。丸紅(8002)、日本ハム(2282)、住友ベークライト(4203)、日本製鋼所(5631)、オルガノ(6368)、三井E&S(7003)など計75社が発表を予定しており、各社の1Q・3Q内容が個別物色の材料となります。決算はいずれも週明けの株価に影響する発表予定として位置づけられます。

経済指標では、8月4日(火)21:30に米PCEデフレーター(6月分)、8月7日(金)21:30に最重要の米雇用統計(7月分)が控えます。特に雇用統計は米金融政策の方向性を左右するため、週後半に向けて為替と株式の両面で警戒感が高まる展開が想定されます。今週の為替介入で円相場が神経質になっているだけに、来週は指標を挟んだ値動きの荒さに注意が必要です。

週明けの展開予想

2026年7月31日の日経平均株価チャート(日足90日) 終値64,362円

本日の急騰で日経平均は64,362円と一気に水準を切り上げ、心理的節目である64,000円を明確に上抜けました。テクニカル面では短期の移動平均線から大きく上方へ乖離した状態にあり、過熱感の反動で週明け8月3日(月)は利益確定売りに押される場面も想定されます。高値65,364円が目先の上値抵抗、64,000円や急騰前の水準にあたる62,000円前後が下値の支持帯として意識される展開です。

方向感を握るのは引き続き為替で、円高がどこで一服するかが焦点となります。介入警戒で円安の巻き戻しが続けば輸出関連の重荷となる一方、半導体を中心としたリスクオンの資金が継続するかどうかが指数の底堅さを左右します。急騰の勢いをそのまま維持できるか、それとも一旦の調整を挟むかで、週明けの相場つきに注目が集まります。

今日の株価関連ニュースまとめ

この日の相場を大きく動かしたのは金融・為替を巡る一連の報道でした。日銀は金融政策決定会合で政策金利を1.0%程度に据え置き、当面の金融環境が急変しないとの安心感が広がりました。同時に政府・日銀が為替介入に踏み切ったことが政府関係者の話として伝わり、円が急騰。財務官は米当局から支援を得ているとコメントし、円安是正への強い姿勢が市場に受け止められました。

こうした流れを受けて日経平均は一時3,400円超の値上がりとなる場面もあり、歴史的な急騰劇として報じられました。相場全体が円高とリスク選好回復を好感した一方で、市場外ではイオンでの爆発事故によりオンワードの3人が死亡したと伝えられており、痛ましいニュースも重なった一日となりました。全体としては、金融政策の据え置きと為替介入という二つの政策イベントが相場心理を大きく転換させた点が、この日の最大の特徴です。

免責事項

本記事は情報提供を目的としたものであり、特定銘柄の売買を推奨・勧誘するものではありません。掲載している株価・指標等のデータは記事作成時点のものであり、その正確性・完全性を保証するものではありません。投資の最終判断はご自身の責任でお願いいたします。詳しくは免責事項をご覧ください。

出典: 株価・指標データは Yahoo!ファイナンス、J-Quants API、日本取引所グループ公表資料等を基に作成しています。記事中の「仮想トレード」は実際の資金を用いないペーパートレード(検証記録)です。

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