今日のマーケット概況

2026年7月24日の東京株式市場で、日経平均株価は前日比1,811円45銭安の64,611円15銭で取引を終えました。金曜日の終値としては節目の65,000円を割り込み、下落率は2.73%に達する大幅反落となりました。始値は65,584円25銭とすでに前日を下回って寄り付き、その後も戻りを試す場面では65,720円81銭までしか届かず、上値の重さが目立ちました。
売りが加速したのは主に後場で、安値は64,201円03銭まで沈み、一時は下げ幅が2,000円を超える場面もありました。前日の米国市場でナスダック総合が2.15%下落したことを受けて半導体関連への売りが先行し、そこにドル円が163円台後半まで円安が進んだにもかかわらずリスク回避の姿勢が勝る展開となりました。恐怖指数とされるVIXが18.70へ上昇したことも、投資家心理の慎重さを映していました。
注目セクター・銘柄の動き

本日の下げを主導したのは半導体セクターで、代表銘柄の平均騰落率はマイナス4.29%と全業種で最も大きく沈みました。売買代金トップのディスコ(6146)が中間期の営業増益計画に物足りなさが意識されて12%超の急落となったほか、アドバンテスト(6857)が6.02%安、東京エレクトロン(8035)が4.99%安と、指数寄与度の高い値がさ株が軒並み売られました。ソフトバンクグループ(9984)も7.06%安の5,500円と監視銘柄の下落率トップとなり、IT・自動車・化学へも売りが広がりました。
一方で、ディフェンシブ性の高い業種には資金の逃避先として買いが入りました。医薬品セクターが平均プラス2.60%と堅調で、なかでも武田薬品工業(4502)は2.60%高の5,648円で引けています。小売のセブン&アイ・HD(3382)が3.17%高の2,146円と監視銘柄の上昇率トップに立ったほか、海運の日本郵船(9101)が2.22%高、陸運や通信も相対的にしっかりで、景気敏感の半導体から内需・ディフェンシブへ資金がシフトした一日でした。
為替・他指数の動向
外国為替市場では、ドル円が1ドル163円74銭と前日比0.66円の円安・ドル高となり、0.40%上昇しました。円安は輸出企業の採算にとって追い風となりますが、本日は半導体株安に象徴されるリスク回避の流れが勝り、株価を押し上げる材料としては働きませんでした。
前日の米国市場は主要3指数がそろって下落しました。ダウ平均は51,712ドルと0.97%安、ナスダック総合は25,138と2.15%安、S&P500種株価指数も7,408と1.21%安で、ハイテク中心に売りが目立ちました。米国株安を映して日本の半導体・グロース株が売られた格好です。変動性の指標であるVIXは18.70へ12.38%上昇し、リスク回避ムードの高まりを示しました。TOPIXなど東証全体でも幅広い業種が下げ、日経平均との連動性が確認される展開でした。
今日の仮想トレード結果
本日のペーパートレード(仮想取引)の結果です。取引6件(4勝2敗)。上位3銘柄を個別に振り返ります。
本セクションは実際の資金を用いないペーパートレード(仮想取引)の記録です。本日は大幅安の地合いのなか、寄り付き後に基準値から上振れした銘柄を売る「剥落ショート」戦略が中心となりました。上位3銘柄を振り返ります。
三菱商事(8058)


三菱商事(8058)は、前場の上昇が一巡した後にFADE_W2シグナルで基準比プラス0.55%の水準を売るショートで入りました。4,956円のエントリーから13時30分のW2時間決済で4,920円まで下押しし、想定どおり利益を確定できた一手です。地合い全体が崩れて景気敏感株に売りが波及する流れのなか、商社株も指数連動で下げると読んだ点は結果的に噛み合いました。株探では他の材料株に注目が集まる日で、三菱商事(8058)固有の悪材料ではなく市場全体の重力に沿った値動きだったと考えています。
INPEX(1605)


INPEX(1605)は本日2回エントリーし、明暗が分かれました。前場のFADE_W1では3,743円で売り3,706円で決済し利益となりましたが、後場のFADE_W2では3,731円で売った後に3,740円へ切り返され損切りとなりました。原油のWTI価格が一時93ドル台へ上昇し、INPEX(1605)と石油資源が4日続伸したという材料を、私は後場の売りエントリー時に十分織り込めていませんでした。全体が下げる日でも資源高という個別の追い風がある銘柄は、機械的な剥落ショートが逆行しやすいと痛感した一件です。
三菱地所(8802)


三菱地所(8802)は前場のFADE_W1で基準比プラス1.18%を売るショートに入り、4,042円のエントリーに対し決済は4,051円と逆行して損切りとなりました。不動産セクターは本日平均マイナス1.72%と地合いは弱かったものの、寄り付き直後に売った水準からさらに戻す粘り腰があり、剥落を狙った基準からの上振れが解消しきる前に時間決済を迎えた形です。上振れ幅の大きさだけで飛びつくと、押し目が浅い日には食われるという読みの甘さがありました。
本日のまとめ
| 銘柄 | 方向 | エントリー | 決済 | 株数 | 時刻 | 損益 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 東京海上ホールディングス(8766) | 売り | 8,044.2円 | 8,033円 | 200株 | 09:15→10:30 | +311円 🔺 |
| INPEX(1605) | 売り | 3,743円 | 3,706円 | 500株 | 09:15→10:30 | +16,265円 🔺 |
| 三菱地所(8802) | 売り | 4,042円 | 4,051円 | 400株 | 09:15→10:30 | -5,542円 🔻 |
| 三菱商事(8058) | 売り | 4,956円 | 4,920円 | 400株 | 12:35→13:30 | +12,030円 🔺 |
| ベイカレント(6532) | 売り | 6,524円 | 6,508円 | 300株 | 12:35→13:30 | +2,454円 🔺 |
| INPEX(1605) | 売り | 3,731円 | 3,740円 | 500株 | 12:35→13:30 | -6,741円 🔻 |
| 合計 6件|4勝2敗 | +18,777円(+0.71%) | |||||
今日の話題銘柄
本日、東証で最も売買代金を集めたのはディスコ(6146)でした。約2,936億円の商いをこなし、終値は12.27%安の3,718円と4日ぶりの大幅反落です。9月中間期の営業利益を33%増と計画したものの、7〜9月期の見通しが市場予想を下回ったことで物足りなさが意識され、失望売りにつながりました。半導体製造装置の代表格が急落したことは、本日の半導体株全体の地合いを象徴していました。
同じく半導体の主力、アドバンテスト(6857)も約2,568億円と売買代金上位に入り、終値は6.02%安の13,348円と売られました。一方、値上がりではエスポア(3260)が18.45%高の642円でストップ高となりましたが、明確な材料は伝わっていませんので、ここでは事実の紹介にとどめます。全体としては半導体主力への売りが商いの中心を占めた一日でした。
来週の注目イベント
週明け7月27日(月)には多くの企業決算が予定されています。キヤノン(7751)が第2四半期、マクニカホールディングス(3132)や横河ブリッジホールディングス(5911)、コーエーテクモホールディングス(3635)などが第1四半期の発表を控え、東証プライム・スタンダード合わせて計15社が発表予定です。これらの内容は週明け以降の個別株の物色材料となります。
その先の経済指標では、7月30日(木)未明に米連邦公開市場委員会(FOMC)の7月会合結果発表、7月31日(金)に日銀金融政策決定会合の結果発表が予定されています。日銀会合は展望レポートの公表回にあたり、金融政策を巡る思惑が来週後半にかけて相場の重要なテーマとなりそうです。
週明けの展開予想

本日の大幅安で日経平均は節目の65,000円を明確に割り込み、64,611円で週を終えました。心理的な支持帯とされる64,000円をどう維持できるかが当面の焦点で、安値の64,201円は週明け7月27日(月)の下値のめどとして意識されそうです。一方、上値では割り込んだ65,000円が戻り売りの水準に変わりやすく、まずはこのラインの回復力が試される局面となります。
半導体株が本日の下げを主導しただけに、週明け7月27日(月)は前週末の米国市場の値動きと半導体関連の需給が方向感を左右します。ディフェンシブ株への資金シフトが続くのか、それとも売られすぎた値がさ株に自律反発が入るのかが注目点です。週後半にFOMCと日銀会合を控えるため、様子見姿勢から積極的な売買を手控える動きにも留意が必要でしょう。
今日の株価関連ニュースまとめ
本日最大の話題は、日経平均が場中に一時2,000円を超える下げ幅を記録したことでした。米ハイテク株安と半導体主力の急落が重なり、東京市場全体のリスク回避を鮮明にした一日でした。企業関連では、愛媛の地方銀行2行が経営統合に向けて最終調整に入っていることが伝わり、地域金融の再編機運を映すニュースとして注目されました。
また、リニア中央新幹線の開業時期が年内にも公表される見通しとなり、関連銘柄への思惑を呼びそうです。個別の不祥事関連では、プルデンシャル被害で新たに125人の被害が判明したほか、大手コンビニのセブンで従業員による不正転売が発覚し、法的な取り扱いに関心が集まりました。これらの企業ニュースは相場全体への影響こそ限定的ですが、個別株の値動きを見るうえで押さえておきたい材料です。
免責事項
本記事は情報提供を目的としたものであり、特定銘柄の売買を推奨・勧誘するものではありません。掲載している株価・指標等のデータは記事作成時点のものであり、その正確性・完全性を保証するものではありません。投資の最終判断はご自身の責任でお願いいたします。詳しくは免責事項をご覧ください。
出典: 株価・指標データは Yahoo!ファイナンス、J-Quants API、日本取引所グループ公表資料等を基に作成しています。記事中の「仮想トレード」は実際の資金を用いないペーパートレード(検証記録)です。


コメント