日経平均2694円安の急落、半導体株総崩れで6万4千円台へ 2026-07-17

日経平均2694円安の急落、半導体株総崩れで6万4千円台へ 2026-07-17 株式投資

今日のマーケット概況

2026年7月17日の日経平均株価チャート(5分足) 終値64,141円

2026年7月17日の日経平均株価は、前日比2,694円42銭安の64,141円12銭で取引を終えました。下落率は4.03%に達し、下げ幅としては過去5番目の大きさとなる急落相場となりました。始値は66,339円85銭とほぼ横ばいで寄り付いたものの、その後は売りが売りを呼ぶ展開となり、指数を大きく押し下げました。

高値は寄り付き直後の66,441円77銭で、そこからは一方通行に近い下落となりました。安値は62,704円60銭まで沈み、終値はやや戻して64,000円台を回復しています。値幅は3,700円を超え、一日を通してボラティリティの高い一日でした。

下落の主因は、前日の米国市場でナスダック総合指数が1.47%安と軟調に推移したことに加え、半導体関連株への売りが東京市場全体に波及したことです。為替は1ドル162円台と円安方向にあったものの、輸出株を支える材料とはならず、リスク回避の売りが全面的に広がりました。

注目セクター・銘柄の動き

2026年7月17日の売買代金上位銘柄ヒートマップ(前日比)

この日は業種別で明暗がはっきりと分かれました。最も売られたのは半導体セクターで、代表銘柄の平均騰落率はマイナス7.67%と突出した下げとなりました。次いで金融がマイナス4.21%、機械がマイナス3.71%と、指数寄与度の大きい主力どころが軒並み売られたことが全体の急落につながっています。半導体は前日の米ハイテク株安と、キオクシアを巡る訴訟報道などが重なり、投資家心理を冷やしました。

個別では、半導体関連の6963がマイナス9.36%の4,531円、6981がマイナス9.14%の7,632円と、いずれも9%を超える下落となりました。ソフトバンクグループ(9984)もマイナス9.01%の5,424円と、値がさハイテク株の下落が目立ちました。

一方、逆行高となったのはディフェンシブ性の高い顔ぶれです。その他製品が平均プラス3.02%、医薬品がプラス2.53%、食品がプラス2.45%と、相場全体が崩れるなかで資金の逃避先となりました。個別では小売の3382がプラス3.64%の2,080円と上昇率トップに立ち、リスク回避局面で内需・ディフェンシブ株へ資金がシフトした構図が見て取れます。

為替・他指数の動向

外国為替市場では、円相場が1ドル162円39銭と前日比0.20%の円安ドル高で推移しました。円安は通常であれば輸出関連株の追い風となりますが、この日はリスク回避の売りが優勢で、株価を下支えする効果はほとんど見られませんでした。

前日の米国市場を振り返ると、ダウ工業株30種平均は52,553ドルと0.20%安、S&P500種指数は7,534と0.51%安、ハイテク比率の高いナスダック総合指数は25,882と1.47%安でした。半導体やソフトウエア関連の下げが指数の重しとなり、この流れが東京市場にそのまま持ち込まれた形です。

投資家の不安心理を映す変動性指数VIXは18.23と前日比8.97%上昇しました。20を下回る水準ではあるものの、一日での急上昇はリスク回避ムードの高まりを示しており、日経平均の4%安という大幅な下落と整合的な動きです。

今日の仮想トレード結果

本日のペーパートレード(仮想取引)の結果です。取引32件(13勝19敗)。上位3銘柄を個別に振り返ります。

ここからは、自動売買システムによる仮想取引(ペーパートレード)の結果を振り返ります。実際の資金は用いず、シグナルとロジックの検証を目的とした記録です。地合いが大きく崩れた一日でしたが、日中はショート(空売り)主体で臨んだことが奏功しました。

オムロン(6645)

2026年7月17日のオムロン(6645)仮想トレード(分足・売買ポイント)
▲=買い ▼=売り ◆=決済(実際の売買ポイント)
2026年7月17日のオムロン(6645)株価チャート(日足)
売り5,343.8円 → 5,222円10:22 → 13:49100株+11,546円(+2.16%) 🔺

オムロン(6645)は「押し目待ち」のシグナルでショートを仕掛け、5,343円80銭から5,222円まで下げたところをトレーリングストップで利確し、プラス2.16%の値幅を取れました。保有は206分と、この日の取引のなかでも長い部類です。エントリー時点のテクニカルスコアは43.4と決して強くはなく、正直に言えば私自身、ここまで素直に下げ続けるとは読み切れていませんでした。全体がリスク回避に傾くなかで戻りが鈍く、安値5,162円まで伸びた動きに素直についていけたのが結果につながりました。

オリックス(8591)

2026年7月17日のオリックス(8591)仮想トレード(分足・売買ポイント)
▲=買い ▼=売り ◆=決済(実際の売買ポイント)
2026年7月17日のオリックス(8591)株価チャート(日足)
売り6,295.2円 → 6,181.7円11:20 → 13:57100株+10,601円(+1.68%) 🔺
売り6,169.3円 → 6,171.7円14:22 → 15:20100株-980円(-0.16%) 🔻

オリックス(8591)はORB+VWAPの順張りショートで6,295円20銭から入り、6,181円70銭のトレーリングストップでプラス1.68%を確定しました。金融セクター全体がマイナス4.21%と崩れる流れに乗れた一方、同じ銘柄で後場に再エントリーした6,169円30銭のショートは、15時20分の強制決済でマイナス0.16%の小幅マイナスとなりました。二度目は既に下値を切り下げた後で妙味が薄れており、追いかけ気味に入った分だけ利が乗らなかったのは反省点です。

みずほフィナンシャル(8411)

2026年7月17日のみずほフィナンシャル(8411)仮想トレード(分足・売買ポイント)
▲=買い ▼=売り ◆=決済(実際の売買ポイント)
2026年7月17日のみずほフィナンシャル(8411)株価チャート(日足)
売り8,134.1円 → 8,206.9円09:31 → 09:52100株-8,260円(-1.02%) 🔻
売り8,058.2円 → 7,882.7円10:53 → 13:45100株+16,594円(+2.06%) 🔺

みずほフィナンシャル(8411)では対照的な2つの結果が出ました。前場に仕掛けた8,134円10銭のショートは、8,206円90銭でストップロスに引っかかりマイナス1.02%の損切りとなりましたが、その後8,058円20銭で入り直したショートは7,882円70銭までの下落を捉え、プラス2.06%と大きく取れました。株探では最上位継続かつ目標株価増額のレーティング日報が伝わっており、本来は下げにくい材料もあっただけに、一度目の損切りは仕方のない振れ幅でした。二度目に安値7,792円まで伸びたのは、金融株全体の地合いの弱さが上回った結果だと見ています。

本日のまとめ

銘柄方向エントリー決済株数時刻損益
信越化学工業(4063)売り7,159.7円7,148.3円100株09:05→09:49+282円 🔺
味の素(2802)売り5,191.9円5,262.2円100株09:11→10:00-7,657円 🔻
富士通(6702)売り3,270円3,309円100株09:19→09:25-4,295円 🔻
武田薬品工業(4502)買い5,467.3円5,420.7円100株09:21→11:01-5,313円 🔻
日立製作所(6501)買い4,723.8円4,729.2円100株09:25→10:33-27円 🔻
三井住友フィナンシャル(8316)売り6,864.9円6,925.2円100株09:29→09:55-6,857円 🔻
本田技研工業(7267)買い1,549.9円1,537円100株09:30→09:41-1,475円 🔻
みずほフィナンシャル(8411)売り8,134.1円8,206.9円100株09:31→09:52-8,260円 🔻
三井住友トラストグループ(8309)売り6,539.1円6,595円100株09:35→09:56-6,378円 🔻
キヤノン(7751)買い4,457.7円4,452.3円100株10:15→12:30-1,075円 🔻
SBIホールディングス(8473)売り2,751.8円2,686.1円100株10:19→13:54+6,244円 🔺
中部電力(9502)売り2,869.8円2,866円100株10:20→12:31+36円 🔺
オムロン(6645)売り5,343.8円5,222円100株10:22→13:49+11,546円 🔺
野村ホールディングス(8604)売り1,547.1円1,512円100株10:22→15:03+3,326円 🔺
丸紅(8002)売り5,032円5,033円100株10:32→12:33-704円 🔻
みずほフィナンシャル(8411)売り8,058.2円7,882.7円100株10:53→13:45+16,594円 🔺
三井住友フィナンシャル(8316)売り6,800.9円6,652円100株10:53→13:49+14,083円 🔺
三井住友トラストグループ(8309)売り6,524.1円6,437.9円100株10:53→13:51+7,842円 🔺
オリックス(8591)売り6,295.2円6,181.7円100株11:20→13:57+10,601円 🔺
中部電力(9502)売り2,863.3円2,843円100株12:46→13:45+1,688円 🔺
丸紅(8002)売り5,019円4,953円100株12:47→14:15+6,002円 🔺
信越化学工業(4063)売り7,092.7円7,079.2円100株12:47→14:17+500円 🔺
大和証券G 本社(8601)売り1,751.4円1,767.5円100株13:45→15:12-1,821円 🔻
中部電力(9502)売り2,845.3円2,875.2円100株13:45→13:49-3,333円 🔻
三井住友フィナンシャル(8316)売り6,644円6,704円100株13:49→15:12-6,801円 🔻
三菱商事(8058)売り4,404.4円4,433円100株13:49→15:20-3,390円 🔻
三井物産(8031)売り4,619.2円4,640円100株13:49→15:20-2,636円 🔻
東京海上ホールディングス(8766)売り7,519.5円7,507円100株13:51→15:20+348円 🔺
MS&ADインシュアラン(8725)売り4,493.3円4,488円100株13:54→15:20-9円 🔻
伊藤忠商事(8001)売り1,888.9円1,895.5円100株13:57→15:20-887円 🔻
オリックス(8591)売り6,169.3円6,171.7円100株14:22→15:20-980円 🔻
丸紅(8002)売り4,938円4,972円100株14:22→15:20-3,995円 🔻
合計 32件|13勝19敗+13,199円(+0.48%)

今日の話題銘柄

市場全体で最も注目を集めたのは東京エレクトロン(8035)です。売買代金は約4,121億円と東証で最大規模に膨らみ、終値は65,100円、下落率はマイナス8.17%となりました。半導体製造装置の代表格が売買の中心となり、この日のハイテク株安を象徴する動きでした。

ソフトバンクグループ(9984)も売買代金が約3,797億円と商いを伴い、終値5,423円、前日比マイナス9.01%と大きく下げました。値がさのハイテク・投資関連株として、相場全体のリスク回避の波をまともに受けた格好です。個別の明確な材料は伝わっていませんが、指数への影響度の大きさが下げを一段と目立たせました。

一方、YE DIGITAL(2354)はストップ高となり、終値1,059円、前日比プラス8.28%で引けました。こちらは明確な材料は伝わっていませんが、全面安の相場のなかで逆行高を演じた点が際立ちました。

連休明けの注目イベント

あすからは海の日を含む3連休となり、東京市場の次の営業日は連休明け7月21日(火)です。この日には決算発表が予定されており、ピー・シー・エー(9629)が第1四半期、インソース(6200)が第3四半期、令和アカウンティング・ホールディングス(296A)が第1四半期の内容を明らかにします。いずれも連休明け7月21日(火)の発表予定として位置づけられ、内容次第では個別に材料視される可能性があります。

今回は提供された経済指標カレンダーに主要イベントの登録はありませんでした。ただし、3連休の間に動く海外市場や海外の経済指標は、連休明け7月21日(火)の寄り付きにまとめて反映されやすい点に注意が必要です。米国株やハイテク株の値動き、為替の方向感を連休中も確認しておきたいところです。

連休明けの展開予想

2026年7月17日の日経平均株価チャート(日足90日) 終値64,141円

テクニカル面では、日経平均が一日で4%を超える急落となり、64,141円まで水準を切り下げました。ザラ場では一時62,704円まで売られており、この安値と心理的節目である6万円ラインが当面の下値支持として意識される局面です。上値では、下げ幅の大きさから戻り待ちの売りも出やすく、66,000円台の回復には時間を要する可能性があります。

連休中に海外市場が落ち着きを取り戻すか、それとも半導体株安が続くかによって、連休明け7月21日(火)の寄り付きの方向感は大きく変わります。VIXの上昇が示すリスク回避ムードが和らぐかどうかが一つの目安となり、金融・半導体といった下げの主役だったセクターの反応に注目が集まります。急落の翌営業日は値動きが荒くなりやすいため、上下双方向の振れに備えた見方が求められます。

今日の株価関連ニュースまとめ

この日の最大のトピックは、日経平均が2,694円安と過去5番目の下げ幅を記録したことです。半導体を中心としたハイテク株の総崩れが指数を押し下げ、幅広い銘柄に売りが波及しました。相場全体のセンチメントが一気に悪化した一日といえます。

個別では、キオクシアが上場来高値から半値の水準まで下落したと報じられました。加えて、米国でキオクシアに2億ドルの賠償を命じる評決が出たとの報道もあり、半導体関連への警戒感を強める一因となりました。

この他、ニチレイが低温物流の一部業務を再開したと伝わったほか、トラックの出火により郵便物約4,600通が焼損したとのニュースもありました。物流関連の話題が相次いだものの、相場全体の方向感を左右したのはあくまで半導体株安であり、当面は米ハイテク株の動向がカギを握る展開が続きそうです。

免責事項

本記事は情報提供を目的としたものであり、特定銘柄の売買を推奨・勧誘するものではありません。掲載している株価・指標等のデータは記事作成時点のものであり、その正確性・完全性を保証するものではありません。投資の最終判断はご自身の責任でお願いいたします。詳しくは免責事項をご覧ください。

出典: 株価・指標データは Yahoo!ファイナンス、J-Quants API、日本取引所グループ公表資料等を基に作成しています。記事中の「仮想トレード」は実際の資金を用いないペーパートレード(検証記録)です。

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