日経平均反発、6万6千円台回復で金融・半導体株が支え 2026-07-23

日経平均反発、6万6千円台回復で金融・半導体株が支え 2026-07-23 株式投資

今日のマーケット概況

2026年7月23日の日経平均株価チャート(5分足) 終値66,423円

2026年7月23日(木)の日経平均株価は終値66,422.60円、前日比+307円(+0.46%)で反発しました。始値は66,421.01円とほぼ横ばいでのスタートでしたが、寄り後は買いが優勢となり、高値では67,022.37円まで上値を伸ばして節目の6万7千円台に一時到達しました。

ただ後場にかけては上昇分を吐き出す場面もあり、安値では66,208.66円まで押される荒い値動きとなりました。日中の高安値幅は800円超に達し、方向感を探る一日だったと言えます。終値では買いがやや上回り、前日終値を上回って着地しました。

前日の米国市場はナスダックが-0.57%と軟調で、ハイテク株の重さが警戒材料でしたが、国内では金利上昇を追い風にした金融株や半導体関連の一角が指数を下支えしました。為替はUSD/JPYが163円台で落ち着き、輸出関連への過度な逆風とはなりませんでした。

注目セクター・銘柄の動き

2026年7月23日の売買代金上位銘柄ヒートマップ(前日比)

セクター別では電力が平均+2.24%で上昇率トップ、続いて金融が平均+1.55%、鉄鋼が+1.47%、半導体が+1.25%と、景気敏感かつ金利上昇メリットを受ける業種に資金が向かいました。金利上昇局面で利ざや改善が意識される金融の堅調さが、この日の相場全体を象徴しています。

一方で不動産は平均-3.43%と大きく崩れ、金利上昇が逆風となる業種として明確に売られました。小売も平均-1.42%、陸運が-1.41%、食品が-1.38%と、内需・ディフェンシブ系の一角が軟調でした。

個別では半導体のアドバンテスト(6857)が+4.11%の30,800円と監視銘柄の上昇率トップ。ソフトバンクグループ(9984)も+3.77%の5,918円と買われ、指数寄与度の高い値がさ株がしっかりだった点が指数を押し上げました。逆に三菱地所(8802)は-3.43%の4,060円と不動産セクターの下げを主導し、日立製作所(6501)系の電機株も-2.57%と重い動きでした。

為替・他指数の動向

為替はUSD/JPYが163.14円、前日比-0.05円(-0.03%)とほぼ横ばいで推移しました。円相場が落ち着いていたことで、輸出企業の採算悪化懸念は限定的にとどまり、国内株の追い風とも逆風ともなりにくい中立的な地合いでした。

前日の米国主要指数は方向感を欠く展開でした。ダウ平均は52,219ドルで-6ドル(-0.01%)とほぼ変わらず、S&P500は7,499で-10(-0.14%)と小幅安。ナスダック総合は25,691で-146(-0.57%)とハイテク株中心にやや軟調で、この流れは国内のハイテク株にとって警戒材料でした。

恐怖指数とされるVIXは16.64、前日比-0.41(-2.40%)と低下し、投資家心理は落ち着いていました。米国株が小動きでVIXも低位安定という環境のなか、日経平均が金融・半導体主導で独自に上昇できた点は、この日の国内需給の強さを示しています。

今日の仮想トレード結果

本日のペーパートレード(仮想取引)の結果です。取引6件(1勝5敗)。上位3銘柄を個別に振り返ります。

三菱自動車工業(7211)

2026年7月23日の三菱自動車工業(7211)仮想トレード(分足・売買ポイント)
▲=買い ▼=売り ◆=決済(実際の売買ポイント)
2026年7月23日の三菱自動車工業(7211)株価チャート(日足)
売り369円 → 372.6円12:35 → 12:465,400株-21,843円(-1.10%) 🔻

この銘柄は前場に基準比+0.85%まで上振れした局面を捉え、FADE_W2の剥落ショートで369円からエントリーしました。上げの勢いが一巡して反落に転じる、その剥落を取りにいく設計でしたが、値幅の薄い低位株ゆえに逆行のスピードが速く、372.60円で早々にストップロスに掛かりました。

損益は-21,843円(-1.10%)、保有はわずか10分。株価水準が370円前後と低く1円の変動インパクトが大きい銘柄で、+0.85%という浅い上振れをショートの根拠にしたのは踏み込みが早すぎたと見ています。剥落を確認する前に売り向かった格好で、エントリー時点での過熱の弱さを軽視した判断でした。

三菱UFJフィナンシャル(8306)

2026年7月23日の三菱UFJフィナンシャル(8306)仮想トレード(分足・売買ポイント)
▲=買い ▼=売り ◆=決済(実際の売買ポイント)
2026年7月23日の三菱UFJフィナンシャル(8306)株価チャート(日足)
売り3,679円 → 3,709円09:18 → 09:51500株-17,216円(-0.94%) 🔻

基準比+1.41%の上振れをFADE_W1の剥落ショートと判断し、3,679円から売りで入りました。狙いは前場に伸びた金融株の反落取りでしたが、3,709円でストップロスに掛かり、-17,216円(-0.94%)で保有32分の撤退となりました。

この日は金利上昇を追い風に金融セクターが平均+1.55%と堅調で、株探でも「高ボラ相場で頑強ぶり発揮、金利上昇の追い風」と地銀を含む銀行株の強さが報じられていました。上振れを一時的な過熱と読んでショートしたものの、実際は買いの継続力が強く、剥落どころか一段の上昇に押し戻された形です。地合いそのものが銀行株の買いを支えていた点を、エントリー時に取り込めていませんでした。

三井住友フィナンシャル(8316)

2026年7月23日の三井住友フィナンシャル(8316)仮想トレード(分足・売買ポイント)
▲=買い ▼=売り ◆=決済(実際の売買ポイント)
2026年7月23日の三井住友フィナンシャル(8316)株価チャート(日足)
売り7,114.7円 → 7,177.3円09:18 → 09:56200株-14,235円(-1.00%) 🔻

三菱UFJ(8306)と同じFADE_W1の剥落ショートで、基準比+1.69%とより深い上振れを根拠に7,114.70円から売りました。しかし方向は同じで、7,177.30円のストップロスに掛かり-14,235円(-1.00%)、保有37分での損切りです。

基準比の上振れが8306より大きかったぶん過熱を疑いましたが、金利上昇の追い風という同じテーマで動く銀行株を、ほぼ同時刻に2銘柄とも逆張りショートで持ったのは相関リスクの取り過ぎでした。セクター全体が買われている日に、その中心銘柄を売り向かった時点で読み違いは決まっていたと考えています。

本日のまとめ

銘柄方向エントリー決済株数時刻損益
三菱UFJフィナンシャル(8306)売り3,679円3,709円500株09:18→09:51-17,216円 🔻
三井住友フィナンシャル(8316)売り7,114.7円7,177.3円200株09:18→09:56-14,235円 🔻
ニデック(6594)売り2,557.5円2,537円700株09:18→10:30+12,210円 🔺
三菱自動車工業(7211)売り369円372.6円5,400株12:35→12:46-21,843円 🔻
丸紅(8002)売り5,365円5,388円300株12:35→13:30-8,836円 🔻
ニデック(6594)売り2,531円2,542円700株12:35→13:30-9,831円 🔻
合計 6件|1勝5敗-59,751円(-2.20%)

今日の話題銘柄

市場全体で最も物色されたのは太陽誘電(6976)で、終値は12,161円、前日比-380円(-3.03%)と下落しながらも売買代金は約2,644億円と東証で最大規模を集めました。もっとも当日の個別材料は明確に伝わっておらず、電子部品全般への利益確定売りが重なったとみられます。

値幅の面で目立ったのは三井松島ホールディングス(1518)で、終値1,953円、前日比+400円(+25.76%)とストップ高。株探によれば今期の配当予想引き上げ、大幅増配の発表が材料で、高配当利回りに着目した資金が流入したと報じられています。

また村田製作所(6981)は終値8,529円、前日比+221円(+2.66%)と半導体・電子部品の一角として買われ、売買代金は約2,474億円と上位に入りました。太陽誘電が売られる一方で村田が買われるなど、電子部品内でも選別が進んだ一日でした。

明日の注目イベント

明日7月24日(金)は、引け後を中心に決算発表が集中します。東証プライムでは中外製薬(4519)の2Q、信越化学工業(4063)の1Q、キヤノンマーケティングジャパン(8060)の2Q、ジャフコグループ(8595)の1Qなどが予定され、公表社数は計17社にのぼります。決算内容は発表後の株価に影響するため、該当銘柄やそのセクターの値動きには目配りが必要です。

やや先の日程では、7月30日(木)未明(日本時間3:00)にFOMC(米連邦公開市場委員会)の結果発表が控えています。政策金利の方向性は為替や米国株を通じて国内相場にも波及するため、来週にかけて最重要イベントとして意識されます。

明日の展開予想

2026年7月23日の日経平均株価チャート(日足90日) 終値66,423円

この日の日経平均は高値で6万7千円台に接近しながらも終値では66,422.60円と押し戻され、上値の重さと同時に6万6千円台前半での底堅さも確認できました。テクニカル的には6万7千円という心理的節目が上値抵抗として、6万6千円ラインが下値支持として意識されやすい水準です。

金融・半導体が支える構図が続くのか、それとも軟調だった不動産や内需系の重さが波及するのかが、明日の焦点になります。前日の米国市場でナスダックが下げていた点を踏まえると、国内ハイテク株が米株の流れをどう消化するかも注目されます。決算発表が本格化することもあり、指数全体では方向感を探りつつ、材料の出た個別銘柄に物色が向かう展開が想定されます。

今日の株価関連ニュースまとめ

この日はコンビニ大手セブン&アイをめぐり、従業員らによる商品の不正転売が横行しているとの報道が相次ぎ、重大な問題として取り上げられました。企業のガバナンスや在庫管理体制への関心が高まる内容で、小売セクターが軟調だった地合いとも重なりました。

不動産関連では、東京23区の中古マンション価格が下落に転じたとの調査が伝わりました。金利上昇局面で不動産セクターが平均-3.43%と大きく売られた背景と符合する材料で、住宅市況の変調は今後の関連株の重しとなり得ます。

このほか、JR西日本が乗務員の休憩不足時には運休も辞さない方針を示したこと、ルフトハンザ機が羽田空港に緊急着陸したことなどが報じられました。個別企業の業績に直結する話題は限られましたが、物流・運輸を取り巻く労務環境への関心がうかがえる一日でした。

免責事項

本記事は情報提供を目的としたものであり、特定銘柄の売買を推奨・勧誘するものではありません。掲載している株価・指標等のデータは記事作成時点のものであり、その正確性・完全性を保証するものではありません。投資の最終判断はご自身の責任でお願いいたします。詳しくは免責事項をご覧ください。

出典: 株価・指標データは Yahoo!ファイナンス、J-Quants API、日本取引所グループ公表資料等を基に作成しています。記事中の「仮想トレード」は実際の資金を用いないペーパートレード(検証記録)です。

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